フランス国立保健医学研究機構(インサーム)は、ギニアで発生したエボラ出血熱に対する臨床試験の中間解析結果で、富士フイルムが提供している抗インフルエンザウイルス薬「アビガン錠」(一般名:ファビピラビル)の有効性が示唆されたと発表した。治療開始時の血中エボラウイルス量が中程度から高い患者に対しては、栄養や水分を補給する基礎療法に比べ、死亡率が30%から15%と半減。
今回の結果を受け富士フイルムは、治療法確立に向けて仏政府やギニア政府、日本の関連当局に全面的に協力していく。
* 全文閲覧には 薬事日報 電子版 » への申込みが必要です。