武田薬品は、米国で提起されている2型糖尿病治療薬「アクトス」に関する製造物責任訴訟について、和解に向けた合意に至ったと発表した。和解は、原告とクレーム提起者の95%が受け入れを選択した場合に有効となり、武田は和解金として23億7000万ドル(約2834億円)を支払う。97%以上が受け入れを選択した場合の支払金額は24億ドルとなる。
アクトスをめぐっては、米ルイジアナ州でのリスク周知が不十分であったために副作用で膀胱癌になったとする製造物責任訴訟を筆頭に、審理中のものを含めた9件の訴訟が2011年以降米国で提起され、そのうち5件で武田に有利な判決を受けていた。
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