
薬歴管理支援タブレット「Gフロント」
レセコン・電子薬歴一体型システム「Gennai7」や医薬品データベースなど、システム開発・販売のズー(本社上田市)は、調剤前指導(フロントカウンセリング)に対応した薬歴管理支援タブレット「Gフロント」の販売を開始した。処方箋QRコード読み込み機能で、レセコン処方入力が省力化でき、調剤前の指導をしながら医薬品切り替え(先発品から後発品、一般名から製品名)が可能。
昨年度から、薬歴管理料の算定要件に関して「診療報酬の算定方法の一部改正に伴う実施上の留意事項」が改正され、「患者の服薬状況、残薬確認、後発医薬品使用の意向確認等を調剤前に行うこと」とされた。「Gフロント」は、これからの薬局に求められている“調剤前指導”の機能を備えた。
患者のそばで過去薬歴を参照し、調剤前指導を薬歴に生かせる。投薬カウンターでの薬歴入力にも便利。在宅医療業務の支援ツールとして、また出張先や自宅での緊急問い合わせ時の薬歴参照と入力というように、好きな時間や好きな場所での薬歴参照・書き込みができる。音声テキスト変換による簡単入力機能もある。
ズーが開発・販売する医療用・OTC統合医薬品データベース「YAKUGEN」を利用しており、医薬品の基本情報や添付文書なども確認可能。インターネット回線を介して、レセコン内の情報に直接アクセスでき(インターネット接続環境が必須)、ログイン認証でアクセス制限する。タブレット内には患者・薬歴情報を保持しないため安全。動作環境は、同社レセコン端末「Gennai7」との連動が前提で、タブレットはiPad/iPadmini(Retinaディスプレイ)、OSはiOS7.0以上。
利用は、同社レセコン端末に各種設定およびライセンス登録が必要になる。iPadアプリはApp Storeからのダウンロードとなる。