◆週末の金曜日から富山で開催される日本東洋医学会学術総会。科学や医療技術の発展が目覚ましい現代でも、貴重な治療手段の一つとして漢方が今後も発展し続けるために、今回も様々な視点からの検討を期待したい
◆今回で66回を数える同学術総会で初めての試みが最終日の14日に組まれた「漢方薬剤師セミナー」だ。質の高い漢方治療を行うためには、適切な処方を行うだけでは不十分で、調剤・服薬指導なども大切な要素となる。そこで、医師と薬剤師の情報共有の一助になればと企画された
◆漢方薬が現代医療の現場で広く活用されているのは各種調査からも明らかだ。しかし、安易な処方、生薬・処方の重複、副作用の発現などの問題も起きているのが実情という。このほか、生薬資源枯渇や価格の高騰など取り組みが急がれる課題は少なくない
◆総合病院や保険薬局での事例紹介もある今回のセミナー。漢方診療に携わる医師と薬剤師の相互理解が深まることは、今後の漢方診療の進展に欠かせないはずだ。次回以降も企画を望みたい。
富山で日本東洋医学会学術総会
2015年06月08日 (月)
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