英アストラゼネカ(AZ)のバイオ医薬品子会社「メディミューン」と癌・感染症領域に特化したバイオ企業「イノビオ」は、癌ワクチンの共同開発で独占的提携契約を結んだ。メディミニューンは、イノビオが開発中のヒトパピローマウイルス(HPV)16型・18型感染を誘引する腫瘍に対し、抗腫瘍効果を促す癌ワクチン「INO-3112」を導入。抗PD-L1免疫チェックポイント阻害剤「MEDI4736」をはじめとした自社パイプラインとの併用試験を行う予定。
「INO-3112」は、子宮頚癌とその前癌病変の原因の70%超を占めるとされるHPV16型・18型感染誘因腫瘍を破壊するキラーT細胞を活性化する。現在、子宮頚癌と頭頸癌を対象に第I/II相試験を実施している。
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