◆経済産業省が医療分野の新規事業として、ビッグデータなど情報技術の活用を推進するため、60.3億円を計上し、産学官による「Iot推進ラボ(仮称)」を設置し、全ゲノム配列などを解析する統計手法の開発に着手する。ビッグデータ時代の到来だ
◆製薬業界でも情報量が爆発的に増加し、蓄積されたデータをいかに活用していくかが課題となっている。新薬が枯渇する時代において、既存製品の最大化戦略など今後の事業戦略を決める上でデータが根拠になる
◆アステラス製薬がビッグデータの専門部署を設置した。MRや研究開発職の削減が進む中、製薬企業が今後欲しがるのは「情報工学に明るく、製薬・医療業界に精通した人材」かもしれない
◆ただ、データの管理は大変だ。非臨床・臨床試験では、データの保存期間が設けられ、その中身は画像、紙の書類なども含まれる。非臨床に至っては、開発中の薬剤を投与した動物の臓器を保管し、わざわざ保管庫を増設したところもあり、データ保管が喫緊の課題といえるだろう。
データ保管が課題
2015年09月04日 (金)
‐AD‐
この記事と同じカテゴリーの新着記事
HEADLINE NEWS
ヘルスデーニュース‐FDA関連‐
新薬・新製品情報
寄稿