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薬剤師は何をする人なのか

2015年09月07日 (月)

◆薬剤師は何をする人なのか、一般国民にその役割は見えづらい。国民に聞いても「薬を数えて出す人」「薬の説明をしてくれる人」などの回答が多いのではないだろうか。即答できず、返答に困る人もいるかもしれない
◆医師は病気を治す人、看護師は患者のケアをする人といったイメージが確立しているが、薬剤師には定まった印象がない。その役割は幅広く、そもそもひと言で言い表せないのは事実だ。それでもあえて国民の理解を得るために、分かりやすく、腑に落ちる表現は必要だろう
◆こうした中、小規模病院の薬剤師から「薬のコーディネータを意識している」と聞いた。その患者にとって最適な薬物療法になるように、薬剤師が様々な角度から調整するという意味だ。この表現はとても理解しやすい
◆ある大学病院の薬剤部長からも「薬のリスクから患者を守ることこそ重要な役割」と聞いた。確かに安全性を担保する役割も欠かせない。薬剤師は何をする人なのか。最適な表現を確立し、国民の共有イメージへと発展させてほしい。



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