◆薬剤師関連学会や研修会、それに伴う認定制度が増えている。各専門領域の学会、関連団体の研修会や認定事業も活況だ。薬剤師の活動が広がっているとも言えるが、一方で認定や研修事業の乱立に懸念があるのも事実
◆実際、学会ありきで会員集めのために認定制度を設けているような組織もあると聞く。似たような学会や研修会ができ、各団体の収入源としたい思惑が先行しているとするなら残念だ。こうした現状は薬剤師の職能を社会に訴えるには、かえってマイナスになるかもしれない
◆分業のメリットが社会から厳しく問われている中、説得力あるエビデンスが不可欠だ。それにもかかわらず、各団体がそれぞれの思惑で動いてしまうことで、社会を動かすエビデンスのパワー不足になることは大きな損失となる
◆エビデンス構築に役立つ学会や認定でなければ他職種からも患者からも理解は得られない。今こそ分散している団体や制度を整理し薬剤師の力を結集して確かなエビデンスを作り、社会の批判を評価に変えていってもらいたい。
増える薬剤師関連学会
2015年11月25日 (水)
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