日本女性薬剤師会は今年度の厚労省「薬剤師生涯教育推進事業」の一環として、講義と実習を組み合わせた「復職および生涯現役を希望する薬剤師のためのセミナー」を開催する。来年2月14日と20、21日に技術演習や医療環境に関する講義と共に、実習も「フィジカルアセスメントの基礎」「注射薬混合調製の基礎」がそれぞれ予定されている。日女薬が厚労省補助金事業を手がけるのは初めてのこと。内容は次の通り。
2月14日
▽講義1:技術演習(北里大学薬学部コンベンションホール)
[1]患者とのコミュニケーション技術=平井みどり(神戸大学病院薬剤部長・医学部教授)
[2]注射薬混合調製の基礎=松原肇(北里大学薬学部薬物治療学III教室教授)
[3]保険調剤=菅野敦之(明治薬科大学臨床薬学部門/地域医療学准教授)
[4]病棟業務=西澤健司(東邦大学医療センター大森病院薬剤部長)
[5]レセコンの使い方=山之内翔(三菱インフォメーションネットワーク)
[6]地域包括ケア推進のための薬局業務=小縣悦子(ライフバランス薬局)
[7]フィジカルアセスメント=小宮山貴子教授・久保田理恵准教授(北里大学薬学部薬物治療学IV教室)
▽実習1(北里大学薬学部1号館)
フィジカルアセスメントの基礎=小宮山教授・久保田准教授
2月20日
▽実習2(東京薬科大学千代田サテライトキャンパス)
注射薬混合調製の基礎=ニプロ(未定)
2月21日
▽講義2:最新の医療環境(北里大学薬学部コンベンションホール)
[1]医療政策=小山信彌(東邦大学医学部・特任教授)
[2]認知症=周郷延雄(東邦大学医療センター大森病院脳神経外科教授)
[3]摂食嚥下障害対策=関谷秀樹(東邦大学医療センター大森病院口腔外科教授)
[4]循環器・心疾患を含むメタボリックシンドローム予防=山崎純一(東邦大学学長)
[5]最新のがん治療=住野康清(東邦大学医療センター大森病院消化器センター内科センター長)
[6]医療安全=渡邊正志(東邦大学医療センター大森病院医療安全管理部教授)
[7]地域包括ケアの現状=村井貞子(東邦大学名誉教授)
問い合わせ先は、日女薬事務局生涯研究推進事業係(TEL03-3621-0489)