◆先月、京都の小学生が大麻吸引で摘発されたという衝撃のニュースが報道され瞬く間に全国に広がった。小学生という年齢もさることながら、そうした幼い子供たちでも大麻を入手し、吸引できる環境が既にあることにも驚かされた
◆大麻と同様に、飲酒や喫煙、そして危険ドラッグなどの薬物乱用防止教育などが小中学校レベルでも実施されている。子供たちが、正確な知識を身につけることで、多少なりとも危険な薬物から自身を遠ざけることに役立つのかもしれない
◆薬物乱用を防ぐには、「好奇心で使い始めるところをどう食い止めるかが重要になる」と指摘する専門家もいる。既に、依存症が背景にあれば、医療機関と連携して治療の観点で対応する必要があるという
◆先日の全国学校保健・安全研究大会では、薬物乱用防止教育では学校薬剤師との連携が効果的だったとの発表も行われた。今後も、医薬品適正使用から薬物乱用防止までの取り組みについて、薬の専門家である学校薬剤師のさらなる活躍を期待したいところだ。
「好奇心で使い始めるところをどう食い止めるか」
2015年12月16日 (水)
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