武田薬品は、今年に入り欧米のバイオベンチャーと相次いで、重点領域である中枢神経系、消化器領域での創薬共同研究契約を結んだ。導入先企業の技術を用いて、細胞治療、遺伝子治療、腸内細菌標的薬開発で提携するというもので、基礎段階からオープンイノベーションを一気に加速させている。
パーキンソン病で米バイオ企業と
武田とカプセル化細胞治療技術に強い米バイオ企業「NsGene」は、パーキンソン病に対するカプセル化細胞治療薬の共同研究を始める。今後、武田から研究費の支援を受け、NsGeneが埋め込み型のカプセル化細胞治療デバイスを用いて、パーキンソン病への治療効果が期待される遺伝子組み換え型グリア細胞株由来神経栄養因子を、脳の罹患部位に送達できるよう研究を実施する。
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