日本薬剤師会は、13日の定例会見で、4月15日から5月12日までの熊本地震への対応や現地に派遣した支援薬剤師の活動状況を報告した。支援薬剤師の主な活動場所となっていた救護所などが6カ所から3カ所に集約されたほか、学校の再開に当たり、学校薬剤師が9日までに水道水の水質検査を実施した。
日薬では、4月14日の地震発生後、被災地に派遣する支援薬剤師を全国から募集し、益城町総合体育館など県内6カ所の救護所に派遣して支援活動を行っている。支援薬剤師は、主に日本医師会災害医療チーム(JMAT)の活動支援をはじめ、医薬品の相談、エコノミークラス症候群予防のための注意喚起チラシの配布、集積所での一般薬の仕分け・管理、払い出しなどを行っている。
発生翌日の4月15日には、16人だった薬剤師の派遣人数は、17日に33人、21日に74人と徐々に増えていき、24日には113人に達した。ゴールデンウイーク中も28日に109人、29日に107人、30日に100人を派遣。5月に入ってからも、1日に104人、6日に100人と、継続的に100人規模の薬剤師を派遣した。
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