日本医療機能評価機構は、出血を伴う医療行為のため中止していた抗凝固剤または抗血小板剤の再開を忘れたことから患者に影響があった事例を15日付の「医療安全情報」で報告し、関係者に注意喚起した。
出血を伴う医療行為のため、中止していた抗凝固剤または抗血小板剤の再開を忘れた事例は4件。具体的には、手術のため医師は患者が服用している抗凝固剤のワーファリン錠を中止。術後出血のリスクを考え、抗凝固剤の再開を遅らせる予定だったが、そのまま再開していなかった。術後17日目に、医師が患者に声をかけると反応がなかったため、頭部CT検査を行ったところ脳梗塞を認めたというもの。
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