製薬企業と新たな関係創出
第10回日本緩和医療薬学会年会が6月3~5の3日間、「JI-RI-TSU:緩和医療薬学の持続可能性を探る」をテーマに、浜松市のアクトシティ浜松で開かれる。10回目の節目となる今年会は、製薬企業等の支援を受けて開催する医療系学会のあり方を根本的に見直し、関係者と協力関係を構築する新たな学会の枠組みを提起した。テーマに沿って自らの参加費で学会を運営していく“自立”、医療専門職として国民への知識還元を目指す“自律”をキーワードに、緩和医療薬学の持続的な発展を目指す。塩川満年会長(聖隷浜松病院薬剤部長)は、「ホスピス発祥の地の浜松で、様々な職種の人たちが集い、仲間になれる新たなコンセプトの学会にしたい」と話している。
第10回年会は、これまで秋に開催していた年会を春の6月に移動し、前回から8カ月後に開催することになった。節目となる年会を開催するに当たって、塩川氏は「病院薬剤師、薬局薬剤師、大学関係者が連携して、新しい緩和医療薬学を広めていくために、年会を含め学会自体も変わっていかなければならない」との考えを述べる。
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