◆伝説のカリスマディーラー、藤巻健史氏の著書「外資の常識」にこんな一文がある。「選挙が近づくと外人アナリストが政治に異様な興味を示す。新しいリーダーが来たのだから、すべてが大きく変わるはずだという外国的発想に基づいたものである。その期待はたいがい外れるのであるが」
◆著者は、ボスが代われば人事から部屋の内装から全て代わるアメリカと比較して、「十数年前に社会党の村山富市党首が晴天の霹靂で総理大臣になっても、日本のマーケットは微動だにしなかった」と、トップが代わっても大きな変化の訪れない日本文化を紹介している
◆日本薬剤師会では、4期目を目指す現職の中西敏夫会長と、近畿・大阪ブロックの支持を受ける児玉孝副会長の少なくも2人が会長の椅子を争うことになった
◆日本医師会の選挙と異なり、会長が代わっても大幅な組織改編が行われないところは、日薬組織はより日本文化に馴染んでいるというところか。いずれにしても、有望な若い芽を育てるという組織の未来作りは、忘れないでもらいたいものだ。
トップが代わっても変化なし
2007年12月12日 (水)
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