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【薬局業務の効率化と質的向上を目指して】城西大学薬局毛呂本郷店(東日本メディコム)

2016年07月29日 (金)

薬局情報共有システム導入で効率化‐充実したアフターサービスも高く評価

城西大学薬局毛呂本郷店

城西大学薬局毛呂本郷店

 城西大学薬局毛呂本郷店(埼玉県入間郡毛呂山町)は埼玉医科大学病院に隣接している。埼玉医大病院は高度医療にも対応した地域の基幹病院であり、同薬局においても特殊な疾患を含め様々な疾患を抱えた患者対応が求められている。そうした中、同薬局では東日本メディコムの薬局情報共有システム「Drugstar Prime(ドラッグスター・プライム)薬歴アプリ」を導入し、業務の効率化に繋げている。また同薬局では、東日本メディコムのアフターサービス面も高く評価している。的確で丁寧なサポートを日々の業務に活かすことで、真摯な姿勢で患者と向き合い、“かかりつけ薬剤師・薬局”となるべく、日々の業務の質向上に努めている。

 城西大学薬局毛呂本郷店は2008年4月に開局した。同薬局に勤める薬剤師数は5人で、薬局に常駐している薬剤師が3人、在宅医療を担当している薬剤師が2人という構成だ。

右から2人目が森田氏

右から2人目が森田氏

 1日あたりの平均処方箋枚数は約30枚で、そのうち隣接する埼玉医大病院からの処方箋が約9割、残りが近隣の医療機関や在宅関連の処方箋となっている。同薬局の管理薬剤師である森田恭子氏は、「当薬局に来局される患者様は主に高齢者である。ただ、応需した処方箋発行元の多くが埼玉医科大学病院という基幹病院であることから、高度な医療にも対応していかなければならない環境下にある。診療科も多種多様にあり、県内だけでなく県外からも患者様が来院されており、対応する診療科は幅広い」と語る。

“先確認”の徹底を支える機能

 多岐にわたる処方箋への対応にあたって同薬局では、処方箋を受け付けた後、調剤を始める前の「先確認」の徹底に努めている。この取り組みを支えているのが「Drugstar Prime薬歴アプリ」だ。森田氏は、「Drugstar Prime薬歴アプリを導入したことで、この“先確認(処方監査・ヒアリング)”を円滑に、見落としなくできるようになった。この機能は非常に優れている」とする。

 「Drugstar Prime薬歴アプリ」が備えている処方監査の機能は、併用薬・OTC薬・副作用経験のある薬はもちろんのこと、推定病名・アレルギー・妊娠/授乳といった女性特有の体調など、様々な角度から処方内容を監査するというものである。さらに豊富なデータから得られる監査結果は視覚的に分かりやすく表示され、処方内容の整合性チェックを強力にサポートする。

 こうした機能を森田氏も高く評価。埼玉医大病院でC型肝炎の経口治療薬(ダクルインザ・スンベプラ)の取り扱いが始まった時のケースを例に挙げ、「ダクルインザ・スンベプラは併用禁忌薬が非常に多い薬。ひとつひとつチェックするのは非常に大変である。しかし、実際にダクルインザ・スンベプラの処方がきた時も、禁忌の薬を一覧で確認することができた。患者様にも飲み合わせは大丈夫だということを伝えられ、患者様も安心されたと思う」とし、同機能の有用性を評価する。

 同薬局は在宅医療にも取り組んでいるが、薬局内と在宅先との情報共有という面でも「Drugstar Prime薬歴アプリ」を活用している。森田氏は「在宅の場合、個人の家や施設などで話した内容を、その場ですぐ薬歴に記載することが重要」とし、「実際に在宅に訪問する際に当薬局の薬剤師はタブレットを持参している。在宅先でタブレットに入力された情報は、薬局内のPCでも内容を把握することができ、在宅に出た薬剤師と薬局内にいる薬剤師とで情報を共有することができている」と話す。

実際に薬局に足を運ぶ東日本メディコムのアフターサービスも高く評価

実際に薬局に足を運ぶ東日本メディコムのアフターサービスも高く評価

 森田氏は東日本メディコムのサポート面にも言及。「分からないことや疑問点などの問い合わせに対して、こちらが望んでいる対応を即座にしていただいている。様々な申請時においても必要書類を揃えることにも協力していただいている」とする。

 また行政による個別指導の際などには、処方箋や薬歴、調剤録など準備書面を揃える必要があるが、森田氏は「30人分の準備書面を短期間に揃えなくてはならない。薬局内の電子薬歴の中に入っている情報が、きちんと書面として打ち出されることが必要で、システムがそうしたセッティングになっていないといけない」と説明。「通常業務と並行して行わなければならない作業で非常に大変だが、そうした際にも担当者が薬局に足を運んでくれ、システムのセッティング面も含めたサポートをしてくれる。非常に的確で丁寧であり、充実したアフターサービスだと思う」と語る。

“かかりつけ薬剤師・薬局”へ

 最後に、今後の展開について森田氏は“かかりつけ薬剤師・薬局”としての役割を果たしていく必要性を強調する。「“かかりつけ薬剤師・薬局”として取り組んでいこうと思えば、しっかりと時間を使って患者様と向き合わなくてはならない。業務の効率化によって生まれた時間を、“かかりつけ薬剤師・薬局”になるべく、患者様との対話の時間に割きたいと思っている」とし、「薬のことだけではなく、食事や栄養面での相談対応、生活習慣や暮らしのアドバイス、地域包括ケアシステムの紹介など、薬以外の部分でもきちんと患者様と向き合い、業務を進めていきたい」と語る。

城西大学薬局毛呂本郷店(東日本メディコム)
http://www.e-medicom.co.jp/shohin02/dsp/index.html



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