保険薬局経営者連合会(薬経連)は7月24日、都内で「サマーフォーラム」を開催した。フォーラムの中で講演した健康保険組合連合会理事の幸野庄司氏は、薬局・薬剤師への期待として、原点回帰(何でも気軽に相談できる街の科学者)することと共に、地域包括ケアシステムのリーダーおよび医薬品の統制者としての役割を果たしていくこと等を指摘した。
幸野氏は、今回の診療報酬改定に関して「今回の改定は薬局改革の元年。改革の途につけた改定だったと思う」とした。今回の改定が道を開いたものとしては、▽かかりつけ機能▽対物から対人業務へ▽減薬・残薬対策――などを挙げ、特に「かかりつけ機能を推進していくためのきっかけ作りができたということで、かかりつけ薬剤師、基準調剤加算等の要件が厳格化されて作られた。この算定をこの2年間でどれだけ増やしていくかが、次期改定に向けた足がかりになると思う」と述べた。
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