◆日本薬剤師会が、10月1日から都道府県への届け出が始まる「健康サポート薬局」に対して異例の要請を相次いで行っている
◆同薬局に常駐する薬剤師には、所定の研修を修了しておくことなどが求められており、各都道府県薬剤師会は急ピッチで研修の実施準備を進めている。そうした中、一部の研修会に参加希望者が殺到し研修を受けられない会員が続出するという事態に陥った
◆7月13日の都道府県会長協議会では、担当理事が「本当にやれる薬局だけに手を挙げてもらい、しっかり準備を整えてから研修会を実施してもらいたい」と要請。今月4日には、日薬が健康サポート薬局の基準の再周知と適正な運用を求める通知を都道府県薬に発出した
◆2016年度診療報酬改定で新設された「かかりつけ薬剤師指導料」を含め、厚生労働省が分業バッシングに対抗するための最終手段として打ち出したものだ。形式的に取り組んだ結果、患者の信頼を得ることができなければ、それこそ後がなくなってしまう。丁寧な対応を期待したい。
日薬が「健康サポート薬局」で通知
2016年08月10日 (水)
‐AD‐
この記事と同じカテゴリーの新着記事
HEADLINE NEWS
新薬・新製品情報
人事・組織
企画
寄稿