米臨床開発受託(CRO)大手のパレクセル・インターナショナルは、製薬企業向けに上市薬剤のエビデンス構築を支援する新たなサービスとして、「パレクセルアクセス」を訴求していく。製薬企業にとっては育薬が大きなテーマとなっており、積極的なM&Aを通じて、医薬品の安全性管理や医療経済評価をサポートする専門部署も組織し、日本市場でも市販後領域に進出する。ジョセフ・フォン・リッケンバックCEOは、本紙のインタビューに対し、「CROとしてのサービスラインを広げたい」と強調。2020年には売上約40億ドルへの倍増を狙う計画だ。
同社の16年6月期業績は、売上が約4%増の21億ドルと順調に成長。社員1万8000人のうち、アジア太平洋地域がおよそ3分の1の6400人となったほか、日本は5年前に比べほぼ倍増の1200人に拡大し、人員数ではCRO業界でトップ5入りしている。
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