公益財団法人一般用医薬品セルフメディケーション振興財団(東京千代田区)は、このほど2016年度助成者の授与式を兼ねて、「第11回一般用医薬品セルフメディケーションシンポジウム」を都内で開催し、このうちパネルディスカッションでは「生活者・患者のための健康サポート支援」をテーマに、かかりつけ薬剤師の役割や育成、薬局・薬剤師をめぐる新たな制度の有効活用に向けた課題について、様々な提言がなされた。
薬局は“かかりつけ機能”発揮を‐認知症の早期発見など高い期待
現在、健康サポート薬局が推進されている背景として、今日の急速な高齢化があり、今後認知症の高齢者は2025年には700万人にも上るとも言われている。今回のシンポジウムでは、医師の本間昭氏(お多福もの忘れクリニック)が「認知症はどこまで防ぐことができるか」をテーマに基調講演を行ったことも合わせ、認知症を一つの切り口として健康サポート薬局に必要な役割などが話し合われた。
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