
文部科学省高等教育局医学教育課の佐々木昌弘企画官は26日、日本学術会議と日本薬学会が「専門・認定薬剤師の現状と課題」をテーマに都内で開いたシンポジウムで講演した。今後の専門・認定薬剤師について、卒業後の就職先が多岐にわたっているという薬剤師の特性を踏まえた上で、「どう考えていくかが大事」との認識を示した。
佐々木氏は、薬剤師の就職先について、薬局や病院だけでなく、製薬企業の研究・開発やMR、公務員など多岐にわたっている点を指摘。その上で、専門・認定薬剤師について、「多様なキャリアパスとの相関関係において、どう考えていくべきかも大事な論点になる」とした。
また、日本専門医機構が14年に「制度上、オフィシャルな形で位置づけられた」ことを引き合いに、専門・認定薬剤師の位置づけが明確になった場合、「どうしても卒前教育への影響が出てくる」と指摘。
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