製薬企業との協業を加速
テルモは12日、今年度から2021年度までの5カ年中長期成長戦略を発表し、売上高が市場平均以上の年成長率一桁後半、収益性が売上成長を上回る利益成長の達成を目指す方針を打ち出した。海外売上比率は15年度の64%から70%に引き上げる。製薬企業との協業でドラッグ&デバイス事業を展開するホスピタルカンパニー部門では、製薬企業が開発するバイオ医薬の製造受託拡大や、ワクチンなどの免疫療法では新たな投与デバイスを開発し、新市場創出を狙う。製薬企業からの受託品目は、17~19年度に12品目、20年度以降に10品目を予定している。
テルモは過去10年間で売上高が2.1倍の5250億円、純利益が2.1倍の709億円と大きく成長を遂げた。新宅祐太朗CEOは、同日に都内で開催した記者会見で、「過去10年で事業構成が大きく変化したが、この5年でまた大きく変わる」と予想。
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