塩崎恭久厚生労働相は20日の閣議後の会見で、C型肝炎治療薬「ハーボニー配合錠」の偽造品が奈良県の調剤薬局チェーンで見つかった問題について、「極めてゆゆしき事態」とし、「責任業者に対して厳正に対処する」との考えを示した。
塩崎厚労相は、「偽造品の流通経路の解明に向け、奈良県などの関係都道府県に立入調査を依頼すると共に、全国の自治体や医療関係団体へ偽造品が患者に渡らないよう、医薬品の状態をしっかりと確認するよう、注意喚起している」と強調。偽造品は、正規品に比べて形状や色が「明らかに違う」ことから、「一つひとつ確認すること」が重要とした。
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