第一三共は、持続性癌疼痛治療剤「オキシコドン徐放性製剤」の後発薬として、「オキシコドン徐放錠5mg、10mg、20mg、40mg『第一三共』」を新発売した。
オキシコドン徐放錠は、中等度から高度の疼痛を伴う各種癌に使用されるオピオイド鎮痛薬で、後発薬としては初の錠剤となる。徐放製剤技術として、原薬と水溶性高分子を組み合わせ、投薬後、消化管の広範囲で薬物を放出させることで薬効の持続性を発揮する「GWATab」(ジワッタブ)技術を利用している。原薬から製剤化までを国内グループ会社の第一三共プロファーマで一貫生産する。
同社では、癌疼痛へのサポートとして医療用麻薬製剤の製品ラインナップを拡充している。強オピオイド製剤のヒトロモルフォン塩酸塩の即放性製剤や徐放製剤、注射剤を申請中。オキシコドンの即放性製剤は2月に承認を取得し、上市準備中にある。