岐阜薬科大学は、2017年度事業として災害対策医薬品供給車両「モバイルファーマシー(MP)」を導入する。今月以降、大学側が制作業者に発注し、10月頃に納品される見通しだ。約1400万~1500万円と見られるMP制作費用は、岐阜県と岐阜市が補助金として4分の1ずつ負担し、残りを大学側が寄付などにより拠出する形となる。
岐阜薬科大学ではMP導入により、薬学教育の中で学生に災害医療の対応を学習させる場を提供する形で利用を想定。また、今後、県内の在宅医療推進や災害時の医療救護班の主体となる岐阜県薬剤師会や岐阜県と在宅医療への活用などに関して協定を結ぶ予定。発注するMPには無菌調剤な可能なクリーンベンチの搭載を予定しており、県内全域で在宅医療を推進するために必要な研修も実施していく。
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