東京都薬剤師会は、台北市薬師公会と1977年に姉妹会を締結し、これまで学術交流会等を通じて相互の親善を図ってきた。12日には都内で9回目となる姉妹会締結の調印式を行った。調印式には、石垣栄一会長をはじめとする都薬関係者、章修績理事長をはじめとする台北市薬師公会関係者などが参加。姉妹会調印(立会人は台北駐日経済文化代表處の梁毅鵬顧問)のほか、記念品交換や学術交流会、懇親会などが行われた。
調印式の冒頭であいさつに立った石垣氏は、「77年11月に姉妹会を締結してから約40年の年月が経った。当時は、日本の医薬分業が実質的な動きを開始した年であった。数パーセントにしか満たなかった東京の医薬分業率は現在、80%に届くまで伸びている」と指摘。「そうした中、現在の日本は世界でも類を見ない高齢社会へ向かっており、薬剤師も地域におけるケアチームの一員として、処方箋調剤のみならず全ての医薬品に関わる最善のサービスを提供することが期待されている」とし、「都薬では真に国民のためになる医薬分業を目指し努力を積み重ねているところだ」と強調した。
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