厚生労働省は11日、後天性免疫不全症候群(エイズ)および性感染症に関する予防指針の素案を厚生科学審議会の「エイズ・性感染症に関する小委員会」に示し、概ね了承された。指針の見直しは5年ぶり。エイズ指針では、ワクチンやHIV根治療法、抗HIV薬、ゲノム医療を活用した治療法の研究強化の必要性、性感染症指針では薬剤耐性を持つ病原体への治療法開発などを盛り込んだ。今夏をメドに指針を告示する予定。
エイズの予防指針では、抗ウイルス薬等の進歩を踏まえ、国がワクチン、HIV根治療法、抗HIV薬、ゲノム医療を活用した治療法などの開発に向けた研究を強化することが重要と明記。さらに、海外のデータを参考に、抗HIV薬の曝露前予防投与が適当かどうかに関する研究を進める必要があるとした。
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