大阪大学大学院薬学研究科・薬学部は、医薬品開発のスペシャリストを養成する社会人向けの講座「新PharmaTrain教育コース」を今年8月に開講する。日本製薬医学会との共催。東京と大阪の2会場を設け、講義は全て土曜日に開催。1年次には8月から3月まで年間24日間の体系的な講義を行う計画だ。
産官学の多彩な講師陣が講義を担当。国際標準化されたカリキュラムに沿って創薬から臨床開発、市販後までを網羅した、医薬品開発に関する2年間の包括的な教育プログラムを提供する。
1年次には1年間で、[1]医薬品の臨床評価の過程[2]医薬品の開発計画[3]医薬品開発における臨床薬理学の基礎[4]臨床試験デザインの基礎[5]医薬品の規制と審査[6]医薬品ライフサイクルマネジメント――の6テーマを学ぶ。講義は年間24日。1つのテーマに対して講義を4日間受講する形で進められる。
2年次には、▽臨床試験の研究倫理▽医薬品開発のプロジェクトマネジメント▽稀少疾患▽臨床試験デザインの実際▽メディカルアフェアーズ――などのテーマが用意されている。
講義は、テレビ会議システムで同時中継されるため、大阪会場(大阪大学中之島センター)と東京会場(日本橋ライフサイエンスビルディング)の2会場で受講可能だ。
受講料は1年次35万円、2年次40万円。受講者には達成度に応じて、大阪大学や日本製薬医学会から修了証書が授与される。
問合せは、大阪大学薬学研究科PRPコース事務局(Email:prp-office@conso-kansai.or.jp)まで。