厚生労働省は21日、世界に先駆けて新薬の開発や実用化を進める「先駆け審査指定制度」の対象に、バイオジェン・ジャパンのアルツハイマー病治療薬など5品目を指定した。医薬品の指定は2015年10月に続き2回目で、治験段階からの優先的な相談・審査を行い、通常は12カ月かかる新薬の承認審査期間を半分の6カ月間に短縮することを目指す。
今回の先駆け指定は、昨年10~11月に募集し、申請のあった47品目を厚労省が評価した結果、医薬品5品目を指定したもの。制度の対象は、生命に重大な影響があり、根治療法がなく症状が継続しているなど、一刻も早い実用化が求められる疾患領域の医薬品であること、既承認薬と異なる新規作用機序であることなど、一定の要件を満たす必要がある。今回、指定された品目は次の通り。
* 全文閲覧には 薬事日報 電子版 » への申込みが必要です。