◆薬剤師の役割や有用性を他の医療者にいかに理解してもらうか。その取り組みの一端を、ある薬剤部長から聞いた。「収集したプレアボイド事例を他の医療者に見てもらう仕組みにして、理解を得るよう努力している」という
◆プレアボイド事例を毎月、院内の各種委員会に提出。薬剤師が関わった結果、副作用の重篤化などを防止できた具体例を繰り返し示すことによって「医師は『薬剤師はそこまでやってくれているんだ、薬剤師の言うことは聞かなければいけない』と思うようになる」
◆病院薬剤師が始めた取り組みだが、薬局薬剤師もプレアボイド事例を収集し、自らの職能を示すエビデンスとして医師や社会に発信してはどうか。既にいくつかの動きはある
◆「患者のための薬局ビジョン実現のためのアクションプラン検討委員会」の報告書にも、その重要性が記載された。薬剤師が服薬情報を一元的・継続的に把握し、その専門性を実践した結果が分かる指標の一つとして、プレアボイド事例の報告が位置づけられている。
「プレアボイド事例報告」の取り組み
2017年05月17日 (水)
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