大正富山医薬品は、5月26日に開催した取締役会で、任期満了に伴い、代表取締役会長に富山化学の岡田淳二社長(写真)が代表取締役会長に内定したと発表した。2社の社長と会長を兼任する形となる。今月28日に開催予定の定時株主総会で正式に決定し、同日付で就任する予定。富山化学は、大正富山医薬品の株式45%を所有しており、両社の協調路線から今回の人事に至っている。
岡田氏は、1956年9月4日生まれの60歳。79年に富士フイルム写真に入社後、富士フイルムヨーロッパ社長などを歴任し、16年に現職の富山化学代表取締役社長に就任している。
一方、大正富山医薬品現会長の石川隆利氏は、同社を退任するが、兼任している富士フイルム常務執行役員については留任する。