◆アレルギー疾患の医療提供体制について議論してきた検討会の報告書素案に、薬局・薬剤師の役割が明記された。国は国策としてアレルギー対策を動かし始めている
◆その中でアレルギー医療の均てん化に重要なプレイヤーとして薬局・薬剤師の役割が項目の一つとして明記された。これは異例なことである。既に基本指針の議論において医療従事者の育成を図る中で専門薬剤師が必要との意見が出ていたが、報告書の素案でも、適切な服薬指導やアレルギー歴など副作用の情報提供など薬学的専門性を発揮する薬局薬剤師への期待がにじんだ
◆しかし、肝心の薬剤師側の心構え、本気度はどうか。委員の専門医からは「現状でも薬剤師の服薬指導や吸入指導、スキンケアが不十分。実効性を高めるため職能団体によるアレルギー教育が必要だが、それもない」と厳しい指摘が出た
◆薬剤師がどう一体的にアレルギー教育を進めるのか、まだ国の期待先行でゼロ回答に近い。医療人としての役割発揮に注目が集まるこのチャンスこそ逃してはならない。
アレルギー対策への貢献
2017年06月07日 (水)
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