塩崎恭久厚生労働相の私的懇談会「保健医療分野におけるAI活用推進懇談会」は27日、報告書を取りまとめた。医薬品開発の領域では、新薬の開発が実現可能かどうかを確認する時間とコストの低減を図るため、医薬品に関する知識データベース(DB)を公的機関に構築することを提案した。一方、医薬品医療機器総合機構(PMDA)が行っている医薬品・医療機器等の承認審査にAIを活用する方策は盛り込まれなかった。
報告書では、新薬開発には莫大なコストと長い年月がかかるほか、国内の製薬企業は欧米の企業に比べて研究開発への投資を増加させる余力が乏しい点などを指摘。これらの課題に対しては「AIの活用が極めて有効」とし、想定される活用方法を挙げた。
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