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高まるヘルスケア産業育成への期待

2017年7月7日 (金)

 超高齢社会における健康寿命延伸とヘルスケア産業育成の実現を目指し、有識者や産業界、ドラッグストアや医薬品・医療機器メーカーなど健康関連企業の関係者が集まって設立された一般財団法人日本ヘルスケア協会(JAHI)。同協会は先月22日の理事会・評議員会で、9月1、2の両日に東京大学弥生講堂一条ホール等で、JAHI活動発表会および「第1回日本ヘルスケア学会年次大会」を開催することを決定した。

 日本ヘルスケア協会は、その目的を達成させるために、産業界を横断した「日本ヘルスケア産業協議会」と、学会を横断した「日本ヘルスケア学会」によって構成される。さらに、日本ヘルスケア産業協議会の下部には個別の業界が、日本ヘルスケア学会の下部には個別の学会が所属する構造としている。

 今回のJAHI活動発表会およびヘルスケア学会年次大会について、同協会では「JAHIの今後の方針やこれまでの研究成果の発表、さらには研究会、部会の内容を関係者でオープンに討議し、これからのヘルスケアのあり方を明確にすることが狙い」としている。大会長は今西信幸会長(東京薬科大学理事長)、実行委員長は池野隆光副会長(ウエルシアホールディングス会長)が決まった。

 初日は会長あいさつに続いて、基調講演「JAHI活動報告と今後の取り組み課題」(仮題、JAHI事務総長宗像守氏)、口頭発表(大学関係者、ヘルスケア産業界関係者などによる9演題を予定)、シンポジウム「健康寿命延伸を実現するわが国の政策とヘルスケア産業の課題」(仮題、行政担当者等を予定)、ポスターセッション(30演題を予定)、懇親会・名刺交換会。2日目は分科会(各部会公開討議)、各部会グループ声明の発表、日本ヘルスケア産業協議会声明・宣言、日本ヘルスケア学会の声明・宣言、JAHIの声明と総評──としており、その準備に向け動き出した。

 JAHIでは「日本は世界に類を見ない早さで高齢化が進み、健康寿命の延伸が国策として打ち出されている。生活者が健やかに安心して生活を送るためには、ヘルスケアの推進が極めて重要。ヘルスケア推進の主役は生活者であり、その支援を行うのがヘルスケア産業界である」としている。生活者を起点とする考え方、方向性は設立から一貫している。

 また現在、「感染予防技術・普及推進部会」のような新たな部会提案もあるという。これは▽医療等で使われてきた殺菌技術をヘルスケア産業に応用することでの新たな産業創出▽集団感染など感染リスクの軽減による国民の健康維持・向上▽医療費削減による財政寄与──を目指したもので、今回の発表会ではこうした協会活動の方向性も示される予定。健康寿命延伸に、ヘルスケア産業界がどう貢献できるか(していくか)、今秋が注目される。




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