滋賀県病院薬剤師会はこのほど研修会の一環として、薬剤師と看護師による多職種合同カンファレンスを開催した。子宮体がん症例を題材に、37人の参加者は小グループに分かれて、そのアセスメントや薬物療法の選択、メディカルスタッフとしての関わり方などを討議。意見交換を通じてそれぞれの職種の視点やアプローチの違いを学び、お互いの強みを生かして連携するチーム医療の重要性を改めて認識した。
滋賀県内13施設から、がん領域の認定・専門薬剤師14人、認定看護師8人を含めた37人の参加者が、草津市にあるニプロの医療者向け研修施設「iMEP」に集合。48歳、腎機能が低下したステージIVの子宮体がん症例を題材に、[1]腎機能の低下が認められるが、ドキソルビシンとシスプラチンを組み合わせるAP療法を実施可能かどうか[2]歩く時に左のおしりから足にかけてビリビリした痛みを生じるが、どんな薬物療法が考えられるか――などについて討議し、グループごとに討議結果を発表した。
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