
全国に189店舗のドラッグストア、薬局を展開するコクミン(本社大阪市)の絹巻秀展社長は、本紙の取材に対し、今期の営業方針の中での事業コンセプトを「総合ライフサポート事業」として、狭商圏型ドラッグストアのモデル構築を目指し、品揃えから店頭イベント、販促企画、顧客サービスまで一環した取り組みを進めていく考えを示した。健康サポート薬局の方向性についても「当社が目指す方向性と合致しているが、まずわれわれの店舗が地域生活者の健康維持を担える存在となることが第一義。その延長線上として取り組んでいきたい」と展望した。
目指すは“かかりつけ的存在”
コクミンの2017年4月期売上高は、対前年比1.6%増の622億円となるなど、5年連続で増収基調で推移している。前期は9店舗の出店と共に14店舗の閉店を実施。「閉店については店舗ポートフォリオを見直し、店舗評価や査定を厳密に行った結果の戦略的なもの」(絹巻氏)とし、店舗減少に伴う売上減を、新店出店や既存店増床などでカバーするなど店舗効率も改善させている。
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