
三輪社長
興和は、今月国内承認を取得した自社創製の高脂血症治療薬「パルモディア」のグローバル展開を目指す。既に1万人の患者を対象とした大規模な国際共同治験「PROMINENT試験」を開始した。三輪芳弘社長は18日に都内で会見し、同剤の売上高について、「国内でも最低三桁の後半、700億~900億円ぐらいになってくる」と大型化を期待した。今後は適応追加や高コレステロール血症治療薬「リバロ」との配合剤などの開発を進め、パルモディアの価値最大化を図る。
パルモディアは、世界初の高活性・高選択なPPARαモジュレーター(SPPARMα)で、興和の東京創薬研究所から生まれた自社創薬品となっている。腎・肝機能に対する優れた安全性に加え、各種スタチン製剤との薬物相互作用がないといった特徴を持ち、中性脂肪(TG)低下の治療ニーズのある患者への第一選択薬を見込んでいる。
【お詫びと訂正】
記事初出時、「高血圧症治療薬『パルモディア』」とあったのは、「高脂血症治療薬『パルモディア』」の誤りでした。お詫びして訂正します。
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