先端医療振興財団臨床研究情報センター(TRI)=7回目となる「World Centenaian Initiative」を「CD34陽性細胞が変える再生医療の世界―治験実施による早期実用化を目指して」をテーマに9月9日午後1時から、東京の虎ノ門ヒルズで開く。
CD34陽性細胞は、骨髄や血液中に存在する未分化の細胞で、血管の閉塞した臓器や組織に移植されると血管再生に寄与する。これまでCD34陽性細胞移植による慢性重症下肢虚血患者に対する下肢血管再生が試みられており、低侵襲、治療効果・安全面ともに優れた成績が報告されている。下肢血管再生以外にも骨・血管再生、肝臓再生などの治験・臨床試験が進行・準備中で、さらに心臓疾患や脳梗塞など様々な重症疾患に対する画期的かつ新しい治療法になり得ると期待されている。
今回は、これら疾患に対するCD34陽性細胞への期待・可能性について、欧州、米国、日本を代表する研究者の講演を予定し、治験実施による早期実用化を目指し最新情報の共有を図る。
参加費は無料。定員は350人(事前登録が必要)
問い合わせ先はTRIまで。