保険薬局経営者連合会(薬経連)は23日、都内で「サマーフォーラム2017」を開催した。講演した薬経連の山村真一会長は、「薬局の存在価値の根本は、有害事象から国民を守るインフラであるということ」との考えを示し、そうした機能を有していることを早く国民に周知していく必要性を訴えた。また、薬局が社会インフラとして機能するために、連携を進め、新たな薬局のネットワークを構築することなどを提案した。
山村氏は、「新時代を担う薬局改革とは―薬局のイノベーション」と題して講演した。その中で、「現在、予防や健康という話になった時、薬局となかなか結びつかない状況がある。こうした点を踏まえると、われわれのあり方を見直さないといけない」と指摘。「われわれは今まで意図しないうちに非常に狭い世界の中で考えて動いていたのではないか。今こそ、裾野を広げて根底から全てを見直して、薬局・薬剤師の新しい可能性にチャレンジすべきだ」とした。
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