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【薬局業務の効率化と質的向上を目指して】マーガレット薬局(タカゾノ)

2017年7月31日 (月)

薬剤名と数量の判定が瞬時に‐監査支援システムで“質向上”

 医療業界のニーズを見据えた製品開発に注力するタカゾノ。散剤分包機・錠剤包装機・水剤定量分注機といった薬科機器や薬剤情報システムなどの開発を通じ、進化する薬局業務をサポートしている。同社は昨年4月、長年にわたり培ってきたタカゾノの薬局業務のノウハウと、富士フイルムグループの画像処理技術を融合した次世代の監査支援システム「PROOFIT(プルーフィット)」の提供を開始した。高精度かつ瞬時に薬剤名を認識・数量を計測でき、処方箋データと一致しているかを判定する。監査結果も保存できるなど、これまでにない画期的な機能で調剤業務の質向上に貢献している。

薬剤師の負担少なく導入可能

調剤業務の安心・安全に大きく貢献している

調剤業務の安心・安全に大きく貢献している

 患者の健康被害を防ぐため、薬剤師は患者に薬剤を渡す際に、薬剤の種類や数量に間違いがないかを確認する監査業務が義務づけられている。監査業務では、薬剤師が目視で薬剤の種類や数量を確認することが一般的であるが、ヒューマンエラーの防止には限界がある。そこで近年では、目視のみならず監査業務をサポートするシステムを活用することで、監査業務の正確性や効率性をより高めていきたいというニーズが高まってきた。

 「PROOFIT」は、薬剤師の業務的な負担をできるだけ増やさずに調剤の安全・安心に貢献することを目的に開発された監査支援システムで、富士フイルムの光学設計技術や画像処理技術、富士ゼロックスの文字認識技術、タカゾノの長年培った薬局業務に関する知見を組み合わせて誕生した。機器の扱いが苦手な人でもストレスなく導入・運用が可能。薬剤師の負担が少ないことで、監査業務に集中できる。

菊谷氏

菊谷氏

 横浜市戸塚区にあるマーガレット薬局は2017年2月のオープンで、新規開局と同時にタカゾノの分包機や電子天秤などの機器類を導入しているが、その際に最新の監査支援システム「PROOFIT」にも注目し、導入を決めた。同薬局代表(管理薬剤師)の菊谷幸詞氏は、以前に勤務していた薬局でも別の監査システムを利用しており、監査システムの必要性を感じていた。だが、「新規開局と同時に監査システムも導入するとなると、やはり価格的に厳しいこともあり、当初は諦めていた」という。

 しかし、開局準備を進めている間に、タカゾノが「PROOFIT」を販売していることを知る。初期導入費用を抑えられる価格面に加え、運用中のレセコンをはじめとする各種調剤機器類とも簡単に連動し、何よりも従来にない高機能に注目して導入を決めた。

次世代の監査支援システム「PROOFIT」

次世代の監査支援システム「PROOFIT」

 今までの監査システムは、導入後の新たな医薬品の発売や採用、包装変更などの際に、画像マスターや重量マスターを随時更新する作業が必要だった。「PROOFIT」は機器そのものに専用回線による通信機能を採用し、医薬品マスター登録、更新、アプリケーションのバージョンアップなど面倒な作業を全て自動化(メンテナンスフリー)する。

 監査業務は、まずタッチパネルモニターで患者を選択し、薬剤を本体のステージ上に置いてタッチパネル上の「撮影ボタン」を押すと、瞬時に薬剤名と数量が処方箋データと一致しているかを判定、監査結果を画像で保存する。撮影された薬剤は画面に拡大投影され(実物の約1.4倍)、目視での同時チェックを容易にしている。加えて、監査業務と記録保存をワンタッチで同時かつ瞬時に行えるのが特徴。

新規登録薬剤も全て自動更新

明るく清潔さを重視した薬局待合室

明るく清潔さを重視した薬局待合室

 菊谷氏も「以前に使っていた監査システムでは、例えば薬剤のシートが替わると、新しい情報に入力し直す必要があった。こうした作業が重なると、結構な手間になってしまう。PROOFITは全部、医薬品マスターを自動で更新してくれる。新規の登録薬品も常にアップデートされるので、遅れがまずない。自分で登録する手間がないことは、かなり助かる。また、他の監査システムだと薬剤の数は電子天秤等を使用して重さで量るのが一般的なのに対し、これは薬剤をカメラで判別すると同時に、数もカウントしていることが他社にない大きなメリットで、導入の決め手にもなった」とする。

 「PROOFIT」は、PTPシートの端面や画像内の陰影を解析することにより、重なった束の状態のままでPTPシートの枚数や端数の錠剤数を正確に計測する。また、確認した薬剤名・数量と、調剤時に入力する処方箋データが異なる場合、即座にアラームを発して、薬剤の取り間違いを防止。薬剤師の監査業務の正確性向上と共に、効率化にも寄与する。

 菊谷氏は「監査システム導入の必要性ということでは、マーガレット薬局の場合、処方箋の応需枚数にかかわらず(調剤業務を)1人でやる時間の方が多くなるだろうと思ったから。1人でやることを考えれば、監査の記録を残すことは非常に大事で、そこの意味合いが大きかった。やはり患者様のために“安全を担保する”ということが、薬局を運営していく上では第一と考えているので」と振り返る。

 なお、「PROOFIT」は2016年度のグッドデザイン賞を受賞している(受賞企業は富士フイルム)。コンパクトさとデザイン性、そして非常に高い精度で薬剤を判別できることが高い評価を得て、受賞につながった。

マーガレット薬局(タカゾノ)
http://www.takazono.co.jp/other_contents/proofit/index.html




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