◆今年も半年以上が経過する中で、何かと醜聞の絶えることがない感のある調剤薬局チェーン業界。4日にアイセイ薬局は自社HP上で、社内で処方箋付け替えによる不正請求が行われていた事実を明らかにし、謝罪した
◆同様の不祥事は、今年4月に調剤大手のクオールでも判明し、当時日本保険薬局協会会長だった中村勝氏が引責辞任する事態に発展したばかり。業界における処方箋付け替えは、氷山の一角に過ぎないのかとの疑念が湧く
◆十把一絡げで論ずるわけではないが、年初のC型肝炎治療薬「ハーボニー」偽装品の調剤も含めて、比較的大手に属する調剤チェーンの不祥事が相次いでいる。その背景は、企業としてのコンプライアンス徹底が行われていないことに尽きるのだろう
◆現在、診療報酬改定などを含めて、従来の処方箋調剤中心の薬局経営は厳しさを増しているのは確かだ。そうした中で経営の効率性だけを追求すると、こうした不祥事につながりやすいのかもしれない。薬局経営者はいま一度、タガを締める必要があるだろう。
不祥事続く原因は
2017年08月09日 (水)
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