9日の中央社会保険医療協議会総会では、支払側委員から、調剤薬局チェーンのアイセイ薬局で発覚した、処方箋付け替えによる不正請求問題について、詳細な内容の説明を求める声が上がった。
間宮清氏(連合「患者本位の医療を確立する連絡会」委員)が、不正請求の規模などについて「中医協に報告はないのか」と質したのに対し、厚生労働省保険局医療課の迫井正深課長は、「個別事案のため差し控えさせていただく」としたが、地方厚生局などにより、不正請求が行われた事実が確認された場合には、「厳正に対処する」と述べた。
診療側の安部好弘委員(日本薬剤師会常務理事)は、調剤チェーン「クオール」の付け替え問題を念頭に、「4月にも同様のことがあり、大変遺憾。同じ薬剤師として腹立たしい」とコメント。
* 全文閲覧には 薬事日報 電子版 » への申込みが必要です。