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日本CRO協会はこのほど、2007年の年次業績を発表した。会員の総売上高は、モニタリング業務が好調に推移し、前年比15%の大幅増収を達成した。中村和男会長(シミック)は、「来年も実質的には二桁成長を達成できるのではないか」とコメントし、CRO市場が1000億円を突破するとの見通しを示した。また、協会の活動状況にも触れ、「モニター認定制度の検討を開始していく」と発言。年内にも発足を視野に入れていることを明らかにした。
2007年の会員総売上高は、955億2100万円。その領域別割合は、医薬品が79%と圧倒的で、医療機器等は2%、食品は1%にとどまった。業務別割合を見ると、モニタリングが63%、データマネジメント(DM)/統計解析が19%と、両業務だけで82%を占めていた。これは、モニタリング業務の大幅な増加が要因で、受託が好調に推移していることがうかがえた。
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