ロート製薬は、高機能眼科用薬シリーズ「Vロートプレミアム」の新製品として、年齢などによる眼疲労・かすみ目に効果を発揮する「Vロートアクティブプレミアム」(第2類医薬品)を19日から新発売した。ビタミンAとタウリンを一般用眼科用薬製造販売承認基準の最大濃度配合するなど、眼疲労時に低下する視覚機能を再活性化する処方設計により、目に活力を与え、本来の健やかな瞳に導く。
同社によるとここ数年、一般用目薬市場(花粉対策目薬を除く)の中でも、販売金額が1000円以上の“高価格帯”目薬が好調に推移しており、この背景としてはデジタル機器の普及などで目の疲労やかすみ等の症状に悩む人が増え、より良い製品を求めるニーズがある。実際に、酷使され蓄積していく現代人の疲れ目に向けた「Vロートプレミアム」(税別希望小売価格1500円)を昨年10月に発売しているが、「効き目やさし心地が支持され、好調な推移を見せている」(同社)という。
目の機能は年齢と共に低下するため、中高年になっても仕事やスポーツ・趣味を楽しみたいという“アクティブシニア”層たちも、「小さな文字がかすむ・ぼやける」「ピントが合いにくい」「目が疲れやすい・疲れ目がつらい」といった症状が増えてくる。こうしたシニア層が年齢を諦めず、よりアクティブな生活を送れるようにと開発したのが「Vロートアクティブプレミアム」で、年齢と共に起こる様々な眼症状の根本原因に着目した。
「ピント調節」「代謝」「涙」のそれぞれ3方向から、眼疲労時に低下する視覚機能を再活性化する処方設計を特徴とする。ピント調節機能を活性化するネオスチグミンメチル硫酸塩を最大濃度配合したほか、タウリン(最大濃度配合)、ビタミンB6、天然型ビタミンE(酢酸d-α-トコフェロール)、L-アスパラギン酸カリウムが角膜代謝を促進する。
さらに、涙の成分ムチンの分泌を促進して涙を安定化させるビタミンA(レチノールパルミチン酸エステル)を基準内最大量配合。コンドロイチン硫酸エステルナトリウムが涙液を保持し、角膜を保護する。この基準内最大量のビタミンA(100mL中5万単位)とタウリン(1%)は、同社の最新研究知見によるという。
清涼感レベルは5段階中の2番目の低さで、税別希望小売価格は15mL1500円。