TOP > 無季言 ∨ 

医薬分業の歴史を学ぶ機会を

2017年09月27日 (水)

◆ある職能団体の幹部と話していた時のことだ。薬学教育について話が及んだ際、欧米諸国に比べて日本では薬剤師や薬学、医薬分業の歴史などがあまり重視されず、十分な時間数が割かれていないとの実情を聞いた
◆現在、薬局・病院などで調剤業務等に携わる薬剤師の多くは、薬局・病院の薬剤師職能、医薬分業がどのような経緯を経て、今日に至ったのかをよく理解していない世代ということになる。果たしてそうなのかと思いつつも、昨今の医薬分業バッシングを例に挙げるまでもなく、歴史的な背景を知らないことによる“歪み”は、既に生じていると感じざるを得ない
◆当たり前のことだが、医薬分業は何の苦労もなく進んだわけではない。明治、大正、昭和期にかけて、先人たちの血のにじむような努力があって、今日の姿になった
◆もう、歴史を教えられる人が少なくなってきているという話も聞くが、医薬分業の歴史を学び、本質を知ることは、薬剤師として働く上で大切なことだと思われる。ぜひとも充実させてほしい。



‐AD‐

この記事と同じカテゴリーの新着記事

HEADLINE NEWS
ヘルスデーニュース‐FDA関連‐
新薬・新製品情報
人事・組織
無季言
社説
企画
訃報
寄稿
新着記事
年月別 全記事一覧
アカウント・RSS
RSSRSS
お知らせ
薬学生向け情報
書籍・電子メディア
書籍 訂正・追加情報
製品・サービス等
薬事日報 NEWSmart
「剤形写真」「患者服薬指導説明文」データライセンス販売
FINE PHOTO DI/FINE PHOTO DI PLUS
新聞速効活用術