日本一般用医薬品連合会(日本OTC医薬品協会、日本家庭薬協会)と、東京薬事協会、東京生薬協会、東京都薬剤師会、東京都医薬品登録販売者協会の在京薬業団体の共催によるOTC医薬品普及啓発イベント「よく知って、正しく使おうOTC医薬品」が、今週末の20、21の両日、薬祖神社のある東京日本橋室町の「福徳の森」周辺を会場として開かれる(厚生労働省、東京都、東京薬科大学、東京商工会議所の後援)。OTC医薬品関連メーカー27社が自社ブースで主力製品群をアピールするほか、これまでと同様に模擬薬店コーナー、お薬相談コーナー、検体測定室、懐かしいくすり展、調剤体験コーナーなどを展開し、セルフメディケーションの重要性を啓発する。
同イベントは毎年、セルフメディケーションに果たすOTC医薬品の役割、OTC医薬品の正しい知識や使い方などの普及啓発を目的に、これまで東京新宿駅西口地下で実施してきたが、今年で10回目の節目を迎えること、そして江戸時代から多くの薬問屋が軒を連ねた“くすりのまち”日本橋本町の象徴でもある「薬祖神社」が、昨年秋に福徳の森の一角に遷座したことから、この地が薬の町としてさらに発展することを願い、新たな場所での開催とした。会場は「福徳の森」を第1会場、東京メトロ銀座線・三越前駅そばの「江戸桜通り地下歩道」を第2会場とし、2カ所に分かれる。
OTC関連メーカーは、龍角散、大幸薬品、佐藤製薬、翠松堂製薬、三宝製薬、長野県製薬、ユースキン製薬、ゼリア新薬、救心製薬、興和、森下仁丹、大和生物研究所、恵命堂、太田胃散、キンカン、小林製薬、東京甲子社、浅田飴、ツムラ、山崎帝國堂、わかもと製薬、イワキ、養命酒製造、イチジク製薬、大正製薬、第一三共ヘルスケア、武田薬品の27社(ブース番号順)が出展する。
さらに、ドラッグストアの一本堂の協力を得て、会場内に「模擬薬店」を設置し、薬剤師、登録販売者が薬の情報提供を行うほか、「検体測定室」「お薬相談コーナー」、タカゾノの協力による「調剤体験コーナー」、セルフメディケーション・データベースセンター(JSM-DBC)の「医薬品ネット検索コーナー」、OTC医薬品の薬局店頭受け取りサービス「e健康ショップコーナー」などが展開される。
イベント開催時間は、初日の20日が正午~午後8時、2日目の21日が午前10時~午後7時。