日本メジフィジックスは、アミロイドPET(陽電子放射断層撮影法)検査用イメージング剤「ビザミル静注」(一般名:フルテメタモル)を発売した。同剤を用いることでアルツハイマー病のアミロイドPET検査で、カラー画像で読影することが可能になり、より簡便な診断が行えるようにする。
脳内におけるアミロイドβプラークの蓄積は、アルツハイマー病の特徴的な病理所見の一つとして知られており、認知症の原因疾患がアルツハイマー病であるかを確認する場合には、脳内に蓄積したアミロイドβプラークを可視化する目的で、PETを用いた画像検査が行われる。
同社は、米GEヘルスケアから、アミロイドβプラークを可視化する効能を持つフルテメタモルに関する国内のライセンス権を取得し、国内で開発を進め、9月に承認を取得していた。