ヤンセンファーマは、再発・難治性の多発性骨髄腫治療薬であるヒト抗CD38抗体「ダラザレックス点滴静注100mg、同400mg」(一般名:ダラツムマブ)を新発売した。
同剤は、CD38を標的とする新規作用機序のモノクローナル抗体で、多発性骨髄腫を含む造血器腫瘍の腫瘍細胞表面に発現するCD38抗原に結合することにより、補体依存性細胞傷害(CDC)作用、抗体依存性細胞傷害(ADCC)作用、抗体依存性細胞貧食(ADCP)作用を介して抗腫瘍効果を示す。既存薬との3剤療法で使われる。
用法・用量は、通常、成人にはダラツムマブとして、1回16mg/kgを、レナリドミドとデキサメタゾンとの併用の場合は、1~8週目は1週間間隔、9~24週目は2週間間隔、25週目以降は4週間間隔で点滴静注し、ボルテゾミブとデキサメタゾンとの併用の場合は、1~9週目が1週間間隔、10~24週目が3週間間隔、25週目以降が4週間間隔で点滴静注する。