◆超高齢社会では高齢者の認知症が社会問題になっているが、その陰に隠れて、65歳未満の若年性認知症も問題となっている。患者数は、2009年調査の時点では約4万人弱、18~64歳人口の10万人当たりでは47.6人と、決して少なくない
◆その原因は、脳血管認知症が4割、アルツハイマー型認知症が2割強と、この2疾患で6割を占める。そのほかの患者数は少ないが、事故などで脳に傷害を受けたために起こる頭部外傷後遺症、前頭葉変性症、アルコール性認知症、レビー小体型認知症などがある
◆症状は物忘れが出たりすること。仕事や生活に支障を来すようになっても、まだ若いため認知症を疑わなかったり、病院で診療を受けてもうつ病や更年期障害などに間違われることもあるという
◆高齢者との違いは活動度が違うこと。体力があり就労や仕事への意欲を失っていない。問題なのは、若年性認知症と診断した時点では、症状がかなり進んでいること。その10年前から発症している。早期発見・治療と共に、就労支援体制確立も大切だ。
若年性認知症に注意
2017年12月06日 (水)
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