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昨年の世相、今年の決意‐製薬各社社長に聞く「漢字・英単語で表すなら…」 2018年

2018年1月5日 (金)

ノボノルディスクファーマ社長 オーレ・ムルスコウ・ベック氏

オーレ・ムルスコウ・ベック氏
  1. 2017年の製薬業界を漢字1字、もしくは英単語1語で表すとしたら、どんな言葉になりますか。

    Unpredictable

  2. 上記回答の理由を教えて下さい。

    EFPIA Japanの会長として、薬価制度抜本改革の政策議論に参画してきました。政府案に対しては予見不可能な開発環境を創出してしまうという私たちの懸念が依然残されています。

  3. 2017年の御社事業を漢字1字、もしくは英単語1語で表すとしたら、どんな言葉になりますか。

    Partnership

  4. 上記回答の理由を教えて下さい。

    ユニークなパートナーシップにより1社で取り組むよりも大きな成果を生み出せるような活動に取り組み、推進してきました。

  5. 2018年をどんな1年にしたいか、漢字1字もしくは英単語1語でお書き下さい。

    Focused

  6. その言葉にした理由を簡単に教えて下さい。

    製薬企業を取り巻く環境は厳しさを増しますが、日本においてイノベーションを推進し、必要とする患者さんがアクセスできるように注力してまいります。

JCRファーマ会長兼社長 芦田信氏

芦田信氏
  1. 2017年の製薬業界を漢字1字、もしくは英単語1語で表すとしたら、どんな言葉になりますか。

  2. 上記回答の理由を教えて下さい。

    薬価制度改定の議論が活発に行われていますが、製薬メーカーとしては戸惑いの1年であったと考えています。世界初となるような日本発の創薬に向けた後押しとなる薬価制度となることを期待しています。

  3. 2017年の御社事業を漢字1字、もしくは英単語1語で表すとしたら、どんな言葉になりますか。

  4. 上記回答の理由を教えて下さい。

    血液脳関門通過技術J-Brain Cargoを用いた薬剤の臨床試験が開始となり、また、歯髄由来幹細胞を用いた再生医療等製品の共同開発契約を帝人と締結するなど、これまでの当社独自の新規技術がいよいよ実り始めた年となりました。

  5. 2018年をどんな1年にしたいか、漢字1字もしくは英単語1語でお書き下さい。

  6. その言葉にした理由を簡単に教えて下さい。

    9月のメディパルホールディングスとの業務資本提携により、グローバル化に向けた足がかりができました。2018年はいよいよ海外への事業展開「飛躍」を実現させる年にしたいと思います。

メディパルホールディングス社長 渡辺秀一氏

渡辺秀一氏
  1. 2017年の製薬業界を漢字1字、もしくは英単語1語で表すとしたら、どんな言葉になりますか。

  2. 上記回答の理由を教えて下さい。

    各社の取り組みに差(=個性)が出始めた。

  3. 2017年の御社事業を漢字1字、もしくは英単語1語で表すとしたら、どんな言葉になりますか。

    investment

  4. 上記回答の理由を教えて下さい。

    物流、新規事業、人材等に積極投資を行った。

  5. 2018年をどんな1年にしたいか、漢字1字もしくは英単語1語でお書き下さい。

  6. その言葉にした理由を簡単に教えて下さい。

    新規事業や人材を育てて、新たな価値を創造する。

アルフレッサホールディングス社長 久保泰三氏

久保泰三氏
  1. 2017年の製薬業界を漢字1字、もしくは英単語1語で表すとしたら、どんな言葉になりますか。

  2. 上記回答の理由を教えて下さい。

    業界として大きな転換期を迎えており、卸各社がそれぞれ独自の戦略・取り組みを模索し始めたため。

  3. 2017年の御社事業を漢字1字、もしくは英単語1語で表すとしたら、どんな言葉になりますか。

  4. 上記回答の理由を教えて下さい。

    営業機能改革や物流改革、またスペシャリティ医薬品の取り扱い強化など、当社グループにおいても、様々な変革が着実に進み始めているため。

  5. 2018年をどんな1年にしたいか、漢字1字もしくは英単語1語でお書き下さい。

  6. その言葉にした理由を簡単に教えて下さい。

    2016-18中期経営計画の最終年度として、これまでの取り組みの成果が得られる年にするためにグループ一丸となって頑張りたい。また、事業の質をさらに高め、お得意様から一層の信頼を得て選ばれる企業として努力していきたい。

スズケン社長 宮田浩美氏

宮田浩美氏
  1. 2017年の製薬業界を漢字1字、もしくは英単語1語で表すとしたら、どんな言葉になりますか。

  2. 上記回答の理由を教えて下さい。

    私たち医薬品卸を取り巻く環境は、かつて経験したことがないほど大きく変わろうとしている。まさに、激変の時代である。そのような中、医薬品卸は生命関連商品を取り扱う社会的使命とその重みを認識し、あらためて国民の安心・安全のために発展し続けなければならないと考えている。

  3. 2017年の御社事業を漢字1字、もしくは英単語1語で表すとしたら、どんな言葉になりますか。

  4. 上記回答の理由を教えて下さい。

    私たちスズケングループでは、2017年4月に、2017-2019を期間とする中期成長戦略「One Suzuken 2019」をスタートした。スローガンを「変化は、自らを変革し、大きく飛躍できるチャンス」と定めた。環境変化を大きく飛躍するチャンス(機)とし、グループ全社員が一丸となって変革に挑戦していきたいと考えている。

  5. 2018年をどんな1年にしたいか、漢字1字もしくは英単語1語でお書き下さい。

  6. その言葉にした理由を簡単に教えて下さい。

    “医療と健康になくてはならない存在”の実現に向け、中期成長戦略「One Suzuken 2019」が2年目を迎える。これまで着々と準備してきたことを布石に、「低コスト体質の実現」と「協業による新たなビジネスモデルの構築」を実践する1年にしていきたいと考えている。

東邦ホールディングス社長 加藤勝哉氏

加藤勝哉氏
  1. 2017年の製薬業界を漢字1字、もしくは英単語1語で表すとしたら、どんな言葉になりますか。

  2. 上記回答の理由を教えて下さい。

    クラウドコンピューティングはプロバイダーが提供するサービスの情報基盤としての位置づけを確立しました。これによりネットワークは高速化され、低コスト化を実現することができました。
    翻って医薬品卸はなかなか晴れない雲の中でサプライチェーンの担い手として機能強化を模索する1年であったと思います。

  3. 2017年の御社事業を漢字1字、もしくは英単語1語で表すとしたら、どんな言葉になりますか。

  4. 上記回答の理由を教えて下さい。

    昨年も提案型営業を通じて付加価値サービス型ビジネスモデルへの変革に挑戦し続けました。医療従事者様や患者様向けの新サービスを提供して新しい顧客を増やし、自ら需要を創り出すことを目指しました。

  5. 2018年をどんな1年にしたいか、漢字1字もしくは英単語1語でお書き下さい。

  6. その言葉にした理由を簡単に教えて下さい。

    創立70周年を迎え全社一丸となって新たなフィールドを開拓していきたいと思います。

バイタルネット社長 一條武氏

一條武氏
  1. 2017年の製薬業界を漢字1字、もしくは英単語1語で表すとしたら、どんな言葉になりますか。

  2. 上記回答の理由を教えて下さい。

    2016年末に浮上した政府主導の薬価毎年改定の議論はあらためて医薬品卸の存在価値を問うものであった。また、高額医薬品の適応拡大による医療費の圧迫や、一部の後発医薬品に見られる極端な低価格など、商品である医薬品の価格も問われた1年だった。

  3. 2017年の御社事業を漢字1字、もしくは英単語1語で表すとしたら、どんな言葉になりますか。

  4. 上記回答の理由を教えて下さい。

    当社は宮城県と岩手県で3市1町と災害時における物資提供の協定を締結しているが、今年は岩手県の1町と同様の協定を締結すると共に、陸上自衛隊補給統制本部と大規模災害時における医薬品の供給に関する協定を締結した。また、地域包括ケアシステム構築を見据えた医介連携に積極的に関与し、着実に成果を挙げている。社是にある「社会の公器」としての基盤整備をさらに進めた。

  5. 2018年をどんな1年にしたいか、漢字1字もしくは英単語1語でお書き下さい。

  6. その言葉にした理由を簡単に教えて下さい。

    薬価制度改革は医薬品業界にとって大きな波となって押し寄せるのは確実だが、波とは絶えず押し寄せるもの。波が来るたびに乗り越えて医薬品の安定供給に務めるのがわれわれの使命。今回の大波も知恵を出し、汗をかいて全社一丸となって乗り越えるための1年にしたい。

各社、変革への思い滲む

 環境変化の中、今年1年間事業をどう進めていくか。各社で多かったのが中期経営計画の推進だ。中外製薬は中計最終年を「Accomplishment」(完遂)、大日本住友製薬は中計から新中計へと「繋」ぐ、Meiji Seika ファルマは新中計スタートの「新」、協和発酵キリンは中計の投資フェーズを終了し、飛躍フェーズの初年度として「Evolution」、アルフレッサホールディングスとスズケンは中計の成果を「実」らせたいと誓った。

 変化への対応では、キッセイ薬品が目標を明確にし、確実に実行する「確」、東和薬品が激動をチャンス「機」の時期にする、帝人ファーマは社員一人ひとりの共通の「想」いが大事だとした。バイタルネットが変化の「波」を乗り越える、東邦ホールディングスは創立70周年で新たなフィールドを切り「拓」く決意を示す。外資系製薬ではアッヴィ合同会社とノボ・ノルディスクファーマが「Focus」(集中)、バイエル薬品は「Innovation」、ベーリンガーインゲルハイムジャパンが「Transformation」と回答した。

 高田製薬は「個」性を発揮していく、メディパルホールディングスは新規事業や人材を「育」てる、JCRファーマは海外への事業展開に向けた飛「躍」を実現させたいとした。武田薬品は「emanate」という言葉で医療での課題解決に挑む。

 小野薬品は成長軌道に「転」ずる年、田辺三菱製薬は10年先の医療の将来像で何ができるかを「考」えるという抱負を語った。各社の発展に期待したい。


この記事は、「薬事日報」本紙および「薬事日報 電子版」の2018年1月1日特集号‐新春随想‐に掲載された記事です。


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